建築設計論U・同演習 
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しており、
ここで提案されている案は全てフィクションです。
横浜関内関外地区 防火建築帯建築群の再生
Hall & Library Complex in Yokohama

課題内容

 関内・関外地区の防火帯建築群のひとつである弁天通りの街区全体に対して文化複合施設を提案する。隣接する敷地には、横浜メディア・ビジネスセンター・TV神奈川が入っている再開発のビルが建っており、この施設との連携も視野に入れて、ビジネス街における文化発信と交流機能を担った文化複合施設を計画する。

 この地区は、ビジネス街で平日はビジネス活動が盛んで賑わいがあるが、土日や休日になると賑わいは失われている。提案に当たっては周囲の都市の文脈(コンテクスト)を読み込み、既存の2軒の防火帯建築群を残し、コンバージョンして都市空間としての広場を含む提案とすること。

敷地及び周辺条件
 敷 地 面 積 : 3,936u
 述 床 面 積 : 約7,000u
 用 途 地 域 : 商業地域
 建 蔽 率  : 80%
 容 積 率  : 600%
 そ の 他  :  防火地域、第7種高度地区(高さ31m以下)、道路斜線 1:1.5

建築条件
  1・ホール施設
    ・ホール(300〜400席 音響に配慮した本格的なホール、多目的な利用が可能)
    ・ホワイエ
    ・楽屋(大きさの異なる楽屋を複数)
    ・リハーサル室(上演のリハーサルを主用途とし、舞台の大きさを確保)
    ・練習室(20u程度と40u程度のものを複数)
  2・図書館(コミュニティとビジネスに対応 1500u程度)
    ・開架書庫
    ・読書ラウンジなど
  3・交流施設
    ・ロビー
    ・カフェ・レストラン
    ・多目的スペース(展示や会議・ミニコンサートなど多目的な利用)
    ・広場(外部)
  4・管理施設
    ・事務室
    ・駐車場(各施設の搬入用と身障者用のみ、来客用は近隣の駐車場を利用)
  4・その他
    ・各施設に必要なトイレ、倉庫など
    ・機械室

S.Kato
T.Shibuya
E.Fujita
M.Asami
M.Soneda
<< 作品紹介へ