建築設計論U・同演習 
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しており、
ここで提案されている案は全てフィクションです。
ギャラリーを併設した都市型ケアハウス

課題内容

この課題は都市の中で既存の緑が残る大学に面するケアハウスを計画するものです。また、ここは周辺住民との交流を主眼としたギャラリー・ホールを併設する建物です。
高齢者が集まって住むという意味を考え、居住者間のコミュニティーや、地域との交流が楽しめる建築を提案してください。また、同時にさまざまな生活シーンの中で、この建物を利用する個々の領域の可能性を取り込んだ提案を期待しています。
計画にあたっては特に次のことが求められています。
 ・高齢者の生活を配慮したユニバーサル・デザイン
 ・プライバシーとコモンの関係ならびにコミュニケーションを誘発する平断面計画
 ・ギャラリー併設の効果を十分に発揮できる複合建築
 ・自然エネルギー(通風、採光ほか)を積極的に取り込んだ、建築設備を統合した環境デザイン
 ・建物周辺は敷地全体を公園として整備すること

敷地及び周辺条件
 敷 地 面 積 : 16,375u
 用 途 地 域 : 住居専用地域
 建 蔽 率  : 60%
 容 積 率  : 300%

建築概要
 構 造  : 鉄筋コンクリート構造を原則とし、一部鉄骨造を用いても良い
 規 模  : 3,000〜3,200u程度で考えること
 階 数  : 3階建て以内とする(高さ12m以内)
 必要所室: 以下を参考としますが適宜考えて提案も可
     a.食堂 : 300u
     b.機能訓練コーナー : 90u
     c.談話コーナー : 適宜
     d.居室(2人用) : 25u×15室
     e.居室(1人用) : 25u×20室
     f.エントランスホール : 適宜
     g.公開ギャラリー・ホール : 220u(まとめてとること)
     h.スタッフ室 : 25u×2〜3室
     i.静養室 : 25u
     j.厨房・配膳室 : 80u
     k.浴室 : 20u
     l.機械浴室 : 35u
     m.脱衣室 : 10u
     n.機械室 : 60u
     o.その他 : 駐車台数30台
             各自で自由提案

T.Kamimura
Y.Yagi
T.Seya
T.Nakanishi
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