建築設計論U・同演習 |
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。 |
Seijo Station Front |
課題趣旨 小田急線・成城学園前駅では複々線化工事が終了し、プラットホームが地下化されたのに伴って、駅地上レベルの南北自由通路やバスターミナルが整備された。さらに駅の上部に大型商業施設(Seijo Corty)がオープンするなど、駅を中心とした都市基盤・交通ネットワーク(歩行者や車の動線)の再編が進みつつある。また、この駅は近隣へのバス交通の拠点ともなっており、仙川に立地する桐朋学園大学音楽学部へのアクセスともなっている。 駅前の現在「成城石井」が立地している街区に、音楽ホールと音楽図書館等のサテライトキャンパスおよび物販施設等のコンプレックスを計画する。 この計画では、駅前という都市的にポテンシャルの高い敷地に音楽ホールや商業スペースなどを計画することになるが、異なる機能が複合した結果発生する諸問題を解決しつつ、そこから新たな魅力を生み出すことが求められている。また、駅前の公共性の高い敷地であることから、建物の内外部のパブリックスペースを充実させ、都市空間との連続性を確保するなどの応答も求められている。 都市の魅力を再認識させるような建築の提案を期待している。 要求諸室面積 1・音楽ホール 1600u程度 (室内楽や小編成の演奏を目的とする) エントランスホール+ホワイエ 200u以上 舞台 100u 客席(座席数250席) 250u(ホールの形式に留意し、座席配置を図示すること) 楽屋等 80u 楽屋口 20u(楽屋・舞台とのつながりに配慮すること) 搬入口 30u(楽屋・舞台・倉庫とのつながりに配慮すること) トイレ等 30u 事務室 20u 機械室 100u 倉庫 50u(舞台・搬入口とのつながりに配慮すること) シアターショップ 100u カフェ 100u(サテライトキャンパスからも利用可能とすること) 2・サテライトキャンパス施設 900u程度 音楽図書館 200u以上 (クラシック音楽を中心とした書籍・楽譜・CD・DVD等を所蔵する。桐朋学園図書館のブランチとして機能する。 エントランスホールは音楽ホールと共用し、そこで動線を分離する) 教室・集会室 200u(2〜3室に分割して使用可能な構成とすること) 教材準備室 30u トイレ等 30u 共用スペース 適宜 3・商業空間 (1階あるいは地下1階に設ける) 物販施設 500u 延床面積合計 3000u程度 |