建築デザインV・同演習 |
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。 |
アウトドアライフが大好きな家族のための住宅 |
課題概要 住宅とは住む人の夢をかなえるための道具である。ただ単に住めればいいというだけのものではない。そこに住むことでその人が今までしてみたかった生活の夢が実現するような住宅を設計することは建築家の使命でもある。建築と料理は似ている。料理もただ単に栄養があるというだけではつまらない。おいしいということは、料理にとって、とても重要な要素である。同様に住宅も住む人の夢をかなえるおいしい住宅でなければならない。 一生の間に住宅を何軒も建てられるような人は少ない。大抵の人は一軒建てられればいい方である。その一軒の住宅を建てるために何十年もかけなければ返せないようなローンを借り、ローンを返すために一生働くのである。住宅は住む人の人生をかけた一大プロジェクトである。 そこで、秦野の弘法山を望む敷地に、アウトドアライフが大好きな家族のための住宅を設計してほしい。家族構成は以下の通り 夫(38歳) 都内金融機関勤務 妻(37歳) 中学校教師 長男(8歳) 地元小学校に通う小学2年生 長女(3歳) 地元保育園に通う 夫は、平日は夜遅くまで仕事をし、帰宅するのは毎日夜中。その分、土日はしっかり休みを取り、家族と家で過ごす。妻も平日は仕事をし、夕方子供を迎えてから帰宅。土日は家族と家で過ごす。夫婦とも大学時代にワンダーフォーゲル部に所属。国内外の大自然を散策し、キャンプなどを楽しんできたという大のアウトドアライフ好き。この土地を購入した理由は妻の実家に近いことと景色が良かったこと。新しく家を作るにあたっての要望としては、以下の通り。 ・景色を楽しみたい(夫・婦) ・家族が自然と集まれるようなリビングがほしい(夫・婦) ・風呂から景色または外が見えると良い(夫) ・夜星が見れると良い(夫) ・子供をみながら料理ができるキッチン(妻) ・バーベキューパーティーをしたい(夫・婦) 敷地条件 ・第1種低層住居専用地域 ・敷地面積:298.59u ・建蔽率:50% ・容積率:100% ・高さ制限:10m ・隣地後退:1m 設計条件 ・ 要求面積:約100u ・ 構造及び階段は自由とする) |