建築設計論U・同演習 
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。
代々木 シアター・コンプレックス
課題趣旨
 東京、代々木公園近くの敷地に、劇場+集合住宅+商業スペースからなる複合施設を計画する。

敷地は、地下鉄代々木公園駅・小田急代々木八幡駅近くの商店街裏にあり、反対側を山手通りに約4mのレベル差で接している。こうした立地条件、即ち周辺の建物や街並み、地形、前面道路、あるいは都市との関係を考慮した施設を提案すること。特に敷地南側の細街路はバス停と地下鉄や小田急の駅とを結んでおり、人通りが多い。これを計画に積極的に組み込んでほしい。

また、劇場の特質や基本構成を理解し、それにふさわしい空間を設計すること。劇場空間の歴史や前衛演劇の文化史についても研究して、デザインに生かしてほしい。

この計画では、劇場のみならず集合住宅や商業スペースなど異なる機能が複合しているので、それによって生まれる諸問題をどのように解決し、新たな魅力に転化させることが出来るかが問われている。

都市の魅力を再認識させるような建築の提案を期待している。

要求諸室面積
 
演劇空間
エントランスホール+ホワイエ 150u
舞台 100u
客席(座席数200席) 200u
楽屋等 80u
搬入口 30u
大道具倉庫 80u
トイレ等 30u
事務室 20u
機械室 100u
その他 60u
商業空間(前面道路との関係を考慮すること)
多目的スペース
(小規模な演劇公演や稽古にも使用できるようにすること)
100u
カフェ・ショップ(プログラムは提案による) 200u
外部共用スペース 適宜
集合住宅(ホールや商業ゾーンとの関係は各自提案すること)
専有部分
(90uユニット3戸、30uユニット27戸を設けること)
1080u
共有部分 300u
合計
2500u程度
S.Watanabe
S.Ishida
T.Sakata
Y.Hanaoka
H.Chikuma
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