課題概要
甲府市の郊外に広がる住宅街、川と山の緑が豊かな場所が本計画の敷地です。クライアントであるご主人は東京で働いているため、週末はゆっくりと自然を満喫することを目的としてここへ移り住みました。つまり別荘のような非日常的な空気と、日頃の生活を支える確かな箱としての機能性の両面を兼ね備えた家を提案することが求められています。我々はその要望に応えるべく、楽しく、そして季節や時間に応じていろいろな使い方や発見のある家を、同時に気候風土やプライバシーの配慮を含めた機能的な家を提案しなくてはなりません。もちろん、周辺環境にも十分配慮し、外観的にもこだわりを持っているクライアントの納得するような、素晴らしいデザインを提案しなくてはなりません。日頃の疲れた体と心を癒すために、毎日ここへ帰ってくるクライアントが、心躍るような家の提案を期待しています。
環境設定
甲府盆地はご存知の通り、夏暑く、冬寒いところで有名です。よって、果実の栽培に適しており桃や葡萄の栽培、ワインの生産が盛んで、全国的な観光地でもあります。本敷地は、昇仙峡という観光地へ向かう途中に位置しており、敷地の目の前を流れる一級河川が、夏には涼しい風を山から連れてきてくれる大切な空調設備として機能しています。また、甲府は日本でも有数の日照率を誇ります。つまり青い空が最も良く見られる」場所と言ってもいいでしょう。景観としては、四方を山脈に囲まれており、さらに南の方向に富士山が見えますから、関東平野などと違い極めてランドスケープの豊かな方向性のある風景と言ってもいいでしょう豊かな自然の恵みと、青い空につつまれた空気の中を想像して十分歩き回ってから、提案してください。
建蔽率 ６０％
容積率 １００％
建物条件 建物階数・規模・構造は各自設定 ただし高さは１０ｍ以下とする。
住 人
夫：東京に勤務（４０才） 妻：専業主婦（３８才） 子供：１人以上（各自設定）
＊趣味など各自設定すること
その他 駐車場は１台
＊立地環境、住人の趣味等から、この住宅に対する「オリジナル」な建築テーマ
（キーワード）を見つけ、課題の副題としてください。 |
