建築デザインU・同演習 
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。
音と環境
■目的
春学期、秋学期を通じて学んできた、図・透視図・模型などの表現技術、空間・形態・色彩などに関する演習により培われてきた感性を集大成することに加え、自らが与えられたプログラムから問題点を抽出・分析する体験をします。また、思考・作業を通じて、新たに各自が「建築」に取り組むスタンスを再確認し、第3セメスター以降の設計課題に取り組む下地とします。

<音と環境>
人々は常に五感によって環境を認識しています。
都市や建築、公園・庭などの環境や空間を計画・設計する場合、視覚的要素(色・形・素材・光など)が重視される場合が大方ですが、これらを認識する側は、あくまでも五感を通じた身体感覚で捉えていることを忘れてはなりません。音をテーマにした建築やランドスケープ、庭園なども数多くつくられています。歴史的に見ても、意識してつくられたかどうかは別として、洋の東西を問わず音響効果のすぐれた空間の例は数多く見られます。
 今回の課題では、視覚だけに頼らない、聴覚をも意識した空間・環境設計の提案を求めるものです。

課題 : 音をテーマにした環境建築
音と環境を考え、風、波などの自然の音あるいは人工の音(音楽やデジタル音は除く)を感じることができる環境装置的な建築を考えてください。場と音との対話がテーマとなります。場にある音を感じとることができ、場と音との対話がもたらされるような建築やランドスケープを設計してください。
100u以内の空間をもつこと。階数・構造は自由。数箇所に分散させることも可。展望台やワークショップを複合したような機能を持たせること。空間が内部であるか外部であるかは特に問いません。周辺環境との関係を意識した計画とすることが望まれます。
計画地は平塚市の湘南平。既存建物は活用することも撤去することも可。
D.Nakamaru
K.Mochizuki
K.Rikiishi
K.Shiga
M.Ishihata
M.Sakuta
N.Saito
N.Yasumoto
R.Yamagata
S.Imaizumi
S.Kobayashi
T.Kobayashi
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