建築デザインW・同演習 |
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。 |
Small Living Design Museum 商業と住宅のエッジに建つ生活デザインミュージアム |
課題内容 建築の設計において、Public(公共)は欠かせない概念の一つである。社会生活を行う上において無意識で使用している施設全てに、Public(公共)は存在している。この課題は、住宅地と商業が微妙に入り交じった場所である南青山の敷地を選び、公共とはなにかを考え理解してもらうことを目的としたものである。 表参道・青山通り・骨董通りに囲まれた地区は、高級住宅地であったが、近年ファッション系の旗艦店が路地裏に進出してくるようになり、家具などのインテリアショップ、Designショップなども散在する、Fashion・Designゾーンへと変貌しつつある。こういった住宅地と商業が共存した特殊な地域である南青山を対象として、そのコアとなる「小さな生活デザインミュージアム」を設計して欲しい。 まず、私たちの生活に関係するアイテムを一つ選び、その展示を中心としたミュージアム像を考える。アイテムは、椅子・靴・ファッション・家具・カーテン・自転車・電化製品・食器など、その歴史的変遷やDesignが視覚的に紹介できるものを選ぶこと。また、ただ展示空間があるだけでなく、ワークショップやホールなどの教育部門、図書室などの情報部門、ミュージアムショップ、ミュージアムカフェなどを設定すること。 選んだアイテムを調べ、そのミュージアムに相応しいプログラムはどんなものか?そして展示することの意味とは?こういったことを考えることで、Public(公共)とExhibit(展示)の本質に迫ってほしい。 敷地条件 東京都港区南青山6-11-16 1276u 東京メトロ表参道駅下車 建築条件 構造自由。階数自由。 建築規模 延床面積 1500u程度 施設内容 展示機能、教育機能、情報機能、ミュージアムショップ+カフェ、ロビーなど 管理機能(事務室、学芸員室、従業員控室、収蔵庫、トイレ) 搬出入・荷さばき室(延床面積の7%以上)、機械室(延床面積の7%以上) 搬出入経路を考慮し、周辺環境も含めた提案を必ず行うこと。 |