建築設計論U・同演習 |
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。 |
都市に建つ小学校 |
課題趣旨 近年、子供を取り巻く社会環境の変化に伴い、教育の場としての小学校施設のあり方も変化を求められている。「生活科」や「総合的な学習の時間」といった体験学習を目的としたカリキュラムへの対応や教育活動の地域連携、それに伴う学校施設の地域開放が求められる一方、犯罪に対するセキュリティ対策も求められている。本課題では、これらの状況をふまえた上で、都市に立地する子供たちの学び舎としての現代の小学校を設計する。 計画敷地 敷地は、表参道の並木道から一本裏手に位置し、裏路地との結節点に立地する。隣接する敷地では、現在安藤忠雄氏設計により旧同潤会アパートの建て替え工事が進行している。設計に当たっては、この敷地の特徴や周辺の文脈を理解するとともに、隣接するプロジェクトとの協調や接続についても留意することとし、積極的な提案を期待している。 敷地所在地: 渋谷区神宮前4−20 (現 神宮前小学校) 敷地面積: 約5,380u 用途地域: 第1種中高層住居専用地域 (建ぺい率:60% 容積率:200%) 商業地域 (建ぺい率:80% 容積率:500%) プログラム 1学年2クラス(全12クラス)、教員20人、職員4人の小学校を前提とし、必要諸室と床面積の目安は以下の通りである。 機能や面積は各自の提案によって調整されうるものとする。
屋外に運動場(直線路50mを含むトラック)およびプール(25m×6コース)を設けること。 |