建築デザインW・同演習 
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。
Publicを考える
          Future of Print Media Service
       -これからのPrint Media Serviceの在り方-
課題内容
 建築の設計において、Public(公共)は欠かせない概念の一つである。会社生活を行う上において無意識で使用している施設全てにPublic(公共)は存在している。この課題は、最も日常的な文化的接点である本屋を題材に、公共とはなにかを考え理解することを目的としたものである。
 現在の本は、文化の根元的メディアとして数百年の歴史を持っている。しかし、この伝統的メディアは、近年デジタルメディアに急速に取って代わられようとしている。現在の本が全てデジタルに取って代わられると考える専門家は少ないが、その関係性は大きく変化していくだろう。
昨今では、デジタルメディアに対して、プリントメディアという言葉が使われるようになり、その流通システムも、アマゾン(amazon.com)に代表されるように、急激な変化をとげつつある。本屋は、ただ単なる本の物流拠点としてだけではなく、様々な機能、役割が付加された、都市生活における新しい公共性を獲得しつつあるといってよい。
 以上の様な現状をふまえた上で、若者が集まる原宿のキャットストリート沿いに、あなたが考える新しい時代のPrint Mediaの為のサービス施設を提案し、これからのプリントメディアと都市生活の新しい関係を記述して欲しい。

敷地条件
 東京都渋谷区神宮前5丁目14番地(現hhstyle.com敷地周辺) 1089.6u

建築条件
 
 構造自由、階数自由、地下は不可。(前面の遊歩道が、暗渠であるため)

建築規模 
 延床面積 1000〜1500u程度

施設内容 
 ショップ機能
   ショップ・レジカウンター・倉庫など
 管理機能
   事務室・従業員控室・収蔵庫・トイレ
   搬入ヤード(延床面積の10%以上)・機械室(延床面積の5%以上)
 搬出入経路を考慮し、周辺環境も含めた提案を必ず行うこと。
<< 作品紹介へ