建築デザインW・同演習 
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。
  環境を考える
          digital convenience store
課題内容
 昨今の通信システムの高速化、ブロードバンドの普及、モバイル機器の小型化等を受けて、首都圏を中心としたビジネス街に、主にネット端末と出力機器を備えた新しいサービスステーションが出現し始めている。今回の課題は、このようなサービスステーションを「デジタル・コンビニ」として東海大学湘南キャンパス内に計画し、設計するものである。
 「デジタル・コンビニ」では、デジタルカメラの画像出力をはじめ、別の場所で仕上げたデータにアクセスし、て出力する、携帯しているモバイル機器や、記録メディアから出力するといった利用方法が考えられ、個人で所有する出力機器ではカバーできない大型出力機器、高精度カラー出力機器などを利用できるというメリットの他、短時間で出力できたり、総合的なサービスを受けられるメリット等がある。
湘南キャンパスのような立地では、移動時間や授業の空き時間を利用した作業を出力することができるのは、大きなメリットの一つとなるだろう。
 デジタル化された情報は、どこからでも引き出すことができ、持ち歩くことも容易であるために、場所を特定することを必要としなくなった。「デジタル・コンビニ」は、場所から切り離された情報(データ)に、再び出口としての場所を与える施設でもある。より発展した利用方法を含め、自由な発想と魅力ある空間の提案を期待している。

敷地条件
 ・東海大学湘南キャンパス内に自由に場所を設定する。

建築条件
 
 ・構造自由、階数自由、地下は不可。

建築規模 
 ・延床面積 80〜100平方メートル程度(屋外は含まない)

施設内容 
 ・キャンパスにおけるデジタルコンビニに必要と思われる機能を各自想定する。
 ・出力センター機能・ネットカフェ機能以外の機能を提案しても良い。
 ・事務室(従業員控室)・トイレ・倉庫などを必ず考慮して計画すること。
 ・周辺環境も含めた提案を必ず行うこと。
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