建築設計W 
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。
FIRE STATION
課題内容
 東海大キャンパス近くの敷地に消防署を設計する。

 この消防署は、火災現場や事故現場等に急行する消防・救急隊員の基地として、地域に欠くことのできない公共施設のひとつである。従って、その計画に際しては動線計画や配置計画など、必要な機能を合理的にデザインすることが求められる。
 この建物はその立地から、地域のランドマークとしても重要である。さらに、小学校の社会科見学や地域住民の利用への開放等、社会に開かれた使用形態を想定しているので、地域センターとしての役割も重要である。
 このような諸側面をよく理解して建築空間を構想し、新しい現代の消防署「FIRE STATION」を提案して欲しい。

設計与条件
 ・建物横には消防訓練スペース(3000u〜4000u)を併設し、幅2m・長さ400m程度のランニングトラ  ックを設ける。また、それに隣接して高さ25mの訓練塔を設けること。建物にはそれに面して上部   (2階以上)に見学テラスを設けること。
 ・会議室は、近隣地域住民へ開放できるよう専用の入口を設け、管理上問題なきよう計画すること。  メインエントランスとスタッフ用入口は他にそれぞれ別に設けることとする。
 ・車庫には、緊急車両4台(救急車を含む)+パトロール車を駐車できるようにし、梁下高さ4.2mを確保  すること。車両サイズは、それぞれ2.5m×8m・2m×5.4m・1.7m×4.5m・1.7m×4.5m・1.5m×   3.5m程度とする。車庫からは、前面道路へ緊急車両が障害なく迅速に出られるように計画すること
 ・署員は30名程度の二交代制とし、当直の署員の仮眠・食事等のゾーンは他のゾーンから適切に分  離すること。
 ・事務室には通信指令デスクを設けることとし、署員の待機スペースからの動線は、出動の迅速性を  最優先とすること。
 ・建物外部にホースのメンテナンス用の洗い場と乾燥用のラック(高さ7m程度)を設けること。
 ・署員や来客用の駐車場を10台分設けること。

必要諸室面積
車庫 200u 更衣室 30u
着装室 30u 洗面・シャワー室 30u
事務室 70u 倉庫 70u
仮眠室 70u 電気・機械室 20u
休憩スペース 20u 会議室 250u
キッチン・食堂 50u 便所・給湯室(会議室用) 30u
便所(スタッフ用) 30u その他(ホール・ロビー) 100u
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