建築デザインV・同演習 |
注:本課題は大学の授業の一環として実際の敷地を想定して出題しております。 |
森の中のsecond studio &house |
課題内容 自然のなかに設置された非日常的な空間で、一定の時間を過ごすことによって、普段はあたりまえに感じている家族(他者)との関係、身体感覚、時間の流れなどをあらためて考えたり感じたりすることができる。これらのことが何故おきるのか。様々な関係をとらえなおしてみることから、既成概念にとらわれない各自の設計をすすめて欲しい。また、近年情報伝達ツールの発達によって仕事をする場所が限定的ではなくなってきており、SOHO(small office home office)という言葉も一般化してきた。このような状況がsecond houseでの長期滞在を可能にしている。このように多様な様相を呈してきている今日の住宅における可能性として、生活の場と仕事の場の関係についても着目した提案を望んでいる 主な滞在者 ・夫婦2人 30〜50代 都内在住 それぞれに別の職業をもつ ・子供n人 0〜10代 同上 乳児・幼児・学童 ・弟妹n人 20〜30代 都心在住 学生あるいは社会人 ・両親 60〜80代 郊外在住 現役をほぼ引退し自適に過ごす ・ゲスト 各世代の友人、知人、仕事仲間 敷地条件 栃木県那須郡 那須高原の分譲別荘地(東京都心部から約2時間) 30m×30m、巾6mの道路に東側で接道、南西の緩斜面、西側に小川(せせらぎ)がある。 一面に樹高10m前後落葉広葉樹(クヌギ、ナラなど)が自生する雑木林。 周辺にも同じ規模で区画された分譲別荘地が広がっている。 ・敷地面積:900u(272.2坪) ・建蔽率 :20%以下 ・容積率 :40%以下(別荘地内協定) ・最高高さ :最低設置面より13m以下(別荘地内協定) ・外壁後退 :敷地境界線より3m以上。境界上に塀、遮蔽物はもうけないこと。 やむをえず設けるときは自生と同種の植物とする。(別荘地内協定) ・規模 :原則的に2階建以内/地下可(別荘地内協定) ・冬期積雪 :100mm〜200mm ・国立公園普通地域:規制なし(勾配屋根、茶、ベージュ系の外装色のお願い) ・設計条件 都心、都内、郊外と普段は別々に暮らす、familyの若夫婦に子供が生まれたことを きっかけに、両親や他の弟妹と共に豊かな自然のなかで長期滞在できることができ、仕事もある程度もちこめるような場所(second studio&house)をつくることとした。場を共有しながらも多世代の人たちやゲストがお互い気兼ねなく自分の時間を過ごすこともできる関係としたいと考えている。他、具体的生活像等の設定は各自想定し発展させる。 ・夫婦の仕事 :男 作曲家(または建築家) 女 建築家(または作曲家) ・駐車スペース:最低2台 ・規模・構造 :上記敷地条件、設定等を考慮した上で各自判断すること。 相互に関係性が全くない分棟形式は不可。 |
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