デジタルデザイン演習
「○○(のための、になる、の)施設」
テーマ 「○○(のための、になる、の)施設」
 4人1グループで計画する。施設の用途のテーマは上記の通り、各グループで決定のこと。
建物の環境や敷地条件の想定、空き空間の配置等は自由。

例  「子供のための施設」(保育室、遊戯室、児童図書の本屋、子供服の専門店等)
   「元気になる施設」(リラックスルーム、ジム、飲食点等)
   「知的好奇心の施設」(ギャラリー、書店、インターネットカフェ等)    
ユニットの概要
 ユニットの周囲は200mmの壁で囲われている。与えられた空間の中のユニット(W6m×L6m×H3m):
 計12個の中から、1人2つ選んで、施設計画を行う。2つ選ぶユニットは、左右、前後、または上下に接している2個であること。
 廊下部分としてのスペースを、各自の2個のユニットに取り込んで計画することも可。
 空きユニットが4つできるが、そのユニットには、エントランス・階段等の共有部分を設けること。
 この共有部分は、グループで計画する。
 屋根の形は自由に作ってよい。また、テラスやバルコニー等も自由に計画してよい。
 壁には自由な開口部を設けてよい。
 全体のデザインコンセプトが各自の個人ユニットにも反映されたものにすること。
個別作品
グループ作品(作品をクリックすると大きな画像で見られます。)
No コンセプト(テーマ) 作品
1 22世紀の夢への施設
 「22世紀はこうなって欲しい」、「22世紀はこうなっているだろう」、「22世紀はこうあるべきだ」、まだ見えない22世紀へ・・・
この施設は我々の夢を表現した施設である。我々は22世紀を現実としてとらえることはないだろう。そんな理想でしか語れないものを形にしたらどうなるか、我々は内部空間を中心に構成されたものとして考えてみた。4つの異なる空間は未来への可能性を示し、これらの空間が共存することで22世紀へのあらゆる期待を示した。
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2 くつろぐための施設
 この建物には、ジム・仮眠室・図書室・コンピュータールーム・カフェ等のくつろぐための施設を集めてみた。1階にジムがあるが、休んでいるだけがくつろぎではないので、あえて体を動かす場所をつくった。設計的には玄関ホールを広くとり、入り口を入った時の開放感を表現し、さらに階段部分の吹き抜けや、所々にガラスを使って、空間のつながりを表現している。3階のカフェは廊下部分をテラスに利用した。屋根を取り払っているため雨がふったら利用できない欠点がある。
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3 出会いの施設
 最近、出会い系サイトによる事件が多発しているが、それは見えない相手に対し、自己の過剰な妄想によるものであると考える。そこで今回はそれを逆手にとり、実際に会って出会いを求めようとするのがコンセプトである。人間なんてものは実際にお互いが会ってフィーリングが合えば仲良くなっていくものであると思う。そこで・いろいろなジャンルの施設を取り込み、一つのユニットとして機能させることを考えた。例えば、本好きの人の為の図書スペースや映画好きの人の為の映画鑑賞スペースなど、とにかくあらゆる分野のジャンルの施設を施設に置き、その中でお互い趣味が合い、フィーリングが合う人を見つけられれば幸せなことだと思う。
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4 ギャンブラーのための施設
 現在、世間的にギャンブルといわれるものは、様々なものが存在します。ただ、それら全て存在する空間といものを見たことはありません。ギャンブルの本質はお金をかけて、しのぎあうといった、あまり世間体の良いものではありません。このことが様々なギャンブルが共存することができなかった原因であると思います。しかしそういった所が、ギャンブラーにとっては魅力となっていると思われます。そこで、ギャンブラーへの新しい空間として、様々なギャンブルを総合的に扱い、かつ健全なイメージを出せるように、新鮮なデザインを施すなど、世間的にもギャンブラー的にも満足してもらえる空間を作り出そうと考えました。
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5 娯楽施設
 この建物は、日々の生活に刺激を与えるために、全ての部屋で、いろいろな娯楽を体験できるようになっている。
 映画を上映しているミニシアターやボーリング場、お化け屋敷に遊園地の絶叫マシーン、さらにはライブ会場にスポーツを行う部屋、そしてビリヤード場やゲームセンターといったように。
 特にこの施設ではお化け屋敷を中心に構成して行こうと考えた。
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6 リラックスのための施設
 現代の日本人には、労働によってストレスや疲労といったものが沢山溜まっている。このリラックスのための施設には、健康のためにジムをおき、その疲れなどをとるために風呂を設け、サウナなど、健康ランドのように体のこと全てを考えた施設がそろっている。他にはリラックスできるようにCDが部屋中にあり、豪華な椅子が並んでいる部屋や、インターネットやゲームなどのコンピュータの部屋も設けている。残りの空間には螺旋階段と吹き抜け空間とした。
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7 齢者の為の施設
 これからの社会は深刻な高齢化社会に突入する。そのため、高齢者の為の施設の必要性が増してくることが推察される。しかし、ただ建設すれば良いと言う訳ではない。より気持ち良く、より楽しめるような施設を計画しなければならないと思われる。そこで、どうすれば楽しめるか考えた結果、友人と一緒に過ごせるスペースと、広々としたスペースを作ることとなった。そこで、ベッドルーム、集会場、食堂、レクリエーションルームの4つの空間を計画した。また、吹き抜け空間を作ることで気分を開放的にし、日頃の疲れも癒せるのではないかと考えた。
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8 アクアリウムカフェ(くつろげる空間)
 テーマをアクアリウムカフェときめたように、我々はこの施設を、水すなわちブルーを基調とした安らげる空間にしようと考えた。光をうまく取り入れようと考え、大きな吹き抜けもあれば、細かなスリットを設けるなど、光のもつ独特な雰囲気で全体の部屋を演出しようと考えた。
 人それぞれ安らげる場所が異なるため、明るい空間と暗い空間といったように計画し、自分の好みの部屋でくつろげるようになっている。
 下の階では軽食を、上の階ではゆったりと飲食ができる空間となっている。
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9 学生作品展示場「関」
 建築学科の学生は、今まで製作してきた模型をはじめとする作品を展示する場所が自室でしかないのが現状である。そのためこの施設では、評価はともかく自分たちの作品を自分以外の多くの人に見てもらうことが一番の目的である。
 まだ展示するには実力が伴っていないことは明らかであるが、展示することによって、意識の向上や、建築に対する考え方や作品に対する評価について自由に意見を交わすことによって、自身のスキルアップになると考え、この施設を計画した。
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10 男塾
 男による、男になる男の施設を我々は設立する。よく学び、よく遊べという言葉通り、時として勉学よりも、その他の遊びが人を変えることもある。遊びがその人を強くさせ、人はその遊びから色々学ぶのである。麻雀・ビリヤード・カードなど男性色が強いものは、いまだにこの世に存在する。そういったようなアミューズメントパークを我々は計画する。
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